2022年活動記録


◎「日本共生社会推進協会」声明

『武力侵攻を即時停止し「市民への殺りく」を止めよ』(2022年3月)


 ロシア・プーチン政権による独立国家ウクライナへの武力侵攻は日ごとに激しさを増し、平和に暮らしていた市民への無差別攻撃が続いています。既にウクライナ軍、ロシア軍だけでなく、子どもを含めたウクライナ国民・市民の犠牲者は増加の一途で「人道危機」が深刻化しています。

私たち「日本共生社会推進協会」は、一人ひとりの違いを認め合い、誰もが人として尊重される社会、多様性を尊重する社会である「共生社会」の実現を目指し活動を続けてきました。プーチン政権・ロシア軍による民家や病院、学校も標的にする無差別攻撃は国際条約・ジュネーブ条約という戦時国際法に明らかに違反する言語道断の暴挙であり、断じて許すことはできません。人間存在の基盤である平和と民主主義を守る国際社会とともに、ロシア軍の殺りく行為そのものである武力・軍事侵攻に強く抗議し、侵攻を即時停止することを強く求めます。

 世界の平和は、日本を含めた世界各国の数え切れない犠牲者を出した第二次世界大戦という愚かな過ちを悔い改め、二度と戦争を起こしてはいけないという主権平等と平和共存の理念と誓いによって得られたものです。プーチン政権による暴力的軍事行為は、ウクライナ国民の命や人権、尊厳だけでなく、平和を願う世界の人々の、当然の、当たり前の願いをも一方的な暴力によって打ち砕くものです。

 この独裁的な政権は「戦争反対」を訴えるロシア国民も無差別に拘束して言論を弾圧し、「ウクライナで何が起きているか」を自国民に伝えない情報統制を行っています。これは戦中、戦前に当時の日本軍が行った愚行をも想起させ、極めて恐ろしいことです。

世界の主要国によるロシアへの経済制裁はロシア国民の犠牲を強いるばかりでなく、各国の経済にも打撃を与える「劇薬」です。こうした制裁が少しでも早く解除されるためにもプーチン政権による武力侵攻を一日も早く終焉させる必要があります。

 私たちはロシアの政権と国民を明確に区別します。ウクライナの人々に一日も早く平穏な日が戻るためにはロシア国民との連携は重要と考えます。ウクライナで行われている蛮行の実態がロシア国民に伝わる必要があります。

 私たちは遠い日本から、日々伝えられる目を覆うばかりの残酷な映像に胸を痛め、憤るだけでなく、ここで「何ができるか」「何をすべきか」も考えたいと思います。

 

2022年3月14日 一般社団法人・日本共生社会推進協会 理事会一同


◎第75回日本保育学会自主シンポジウム(2022年5月)

2022年5月14日13時00分より日本保育学会の自主シンポジウムで、インクルーシブ保育についてのお話を行い、本協会の会員が登壇しました。

 

統合保育からインクルーシブ保育へ

―インクルーシブ保育における保護者支援と保育者同士の支え合いについて―

 

○企画・司会者 小山望(田園調布学園大学大学院心理学専攻教授・公認心理師)

 

話題提供者 加藤和成(葛飾こどもの国幼稚園)

 

      中鉢路子(青山学院大学)松岡佳子(愛の園ふちのべこども園)

 

      安井知香(大阪聖愛園)

 

指定討論者 堀智晴(インクルーシブ・共生・研究所)


◎第4回社員総会のご案内(2022年6月)

2022年6月12日(日)10時00分~11時30分、社員総会が開催されました。今回はリモート会議にて行われました。

 

議案審議は下記の通り審議され、承認されました。

・2021年度事業報告

・2022年度事業計画案

・理事会人事

・決算・予算

・監査報告

・意見交換会

 

意見交換会ではそれぞれの近況報告とともに、学生のコミュニケーション能力が低下していることや、児童福祉施設等の現状などについて闊達な意見交換がなされました。



◎インクルーシブ社会にむけた保育・教育 シンポジウムのお知らせ(2022年9月)

田園調布学園大学大学院主催のシンポジウム「インクルーシブ社会に向けた保育・教育」が開催されます。

 

【講演】

「統合保育からインクルーシブ保育へ―共生社会の実現をめざして―」

田園調布学園大学院教授 小山 望

 

「カナダにおけるインクルージョン―知適用会社の福祉と教育―」

流通経済大学 准教授 下司優里

 

【シンポジウム】

「インクルーシブ社会に向けた保育・教育」

 

シンポジスト

・小山 望 田園調布学園大学・大学院 教授

・下司 優里 流通経済大学・大学院 准教授

・犬塚 則子 田園調布学園大学・大学院 教授

総合司会

・米山 光儀 田園調布学園大学 教授 学長補佐 同大学院教授 研究科長

 

日時

令和4年9月10日(土) 13:00~16:00(開場12:30)

 

会場

田園調布学園大学2号館2階 221教室 及びオンライン配信

 

定員

会場参加…50名

オンライン視聴…なし

 

参加料

無料

☆事前申込制

 

お申し込み方法

氏名、性別、電話番号、メールアドレス、住所、職業、勤務先、参加方法(会場またはオンライン)を

以下のエントリーフォームにご入力の上、ご送信ください。

 

エントリーフォーム 

http://7573400.linesp.jp/sympo-20220910

 

申込締め切り

2022年9月5日(月)

 

より詳しい情報は以下のPDFをご覧ください。