このたび一般社団法人 日本共生社会推進協会編『これからの「共生社会」を考える』(副題:多様性を受容するインクルーシブな社会づくり)[福村出版]が無事完成・刊行の運びとなりました。
誰もが人として尊重され生き生きと過ごせる多様性のある社会、それを目指す当協会の方向性を示す書籍です。どうかご一読いただきたいと思います。
■書名 『これからの「共生社会」を考える』
(副題:多様性を受容するインクルーシブな社会づくり)
■ISBNコード 978-4-571-41066-6 C3036
[監修者] 小山 望,勅使河原隆行,内城喜貴
[編者] 一般社団法人 日本共生社会推進協会
[判型・頁数・定価] A5判,328頁,定価(本体:2,700円+税)
[発行所] 福村出版株式会社
9月11日(金)19時00分~21時00分、一般社団法人日本産業カウンセラー協会東京支部の月例研修会において、当協会代表理事小山望先生が講師として研修を行いました。題名は「多様性のある社会をめざして~障害のある子どもや人が生き生きと活躍する社会、インクルーシブ教育から共生社会、だれもが生きやすい社会~」、当協会のめざす方向を照らした研修会となりました。また、このような機会を設定いたしますので、今後もどうか多くの方々のご参加をよろしくお願いいたします。
7月12日(日)10時30分~12時00分、第2回社員総会開催しました。コロナ禍の影響で、今回はテレビ会議(リモート会議)にて行いました。
議案審議は下記の通り審議され、承認されました。
第1号議案 2019年度 事業報告
第2号議案 2019年度 決算報告 監査報告
第3号議案 2020年度 事業計画
第4号議案 2020年度 収支予算案
第5号議案 理事会組織案
第6号議案 全国大会案
その他 意見交換会
意見交換会では当協会の方向性について、経験豊富な社員の皆さまから幅広く多様な意見を伺い、それぞれが活躍しているフィールドでの実践例を紹介していただきました。当面、今秋開催予定の全国大会に向けて、意見を集約し実行委員会を組織することとなりました。
新型コロナウイルス(COVID-19)が世界各地で猛威を振るっています。こうした中で実に残念で悲しいことですが、感染者が出た病院や福祉施設などに勤務する人やその家族、さらには感染者がいる地域に住む人たちにまでいわれなき差別をするような言動があると伝えられています。私たちの社会は、実に多様な人々が多様な仕事をし、互いに助け合うことで成り立っています。スティグマ(烙印)や差別、偏見は、回りまわって自らが差別などを受けることにつながります。
ウイルスは人を選びません。誰もが今日、明日にも感染してしまい、他人に感染させるリスクがあります。感染は怖いです。不安ですが、だからといって、感染者や感染を持ち込んだ人を批判しても何の解決にもなりません。自分や家族が感染した時のことを想像しましょう。頼りになるのは医療関係者です。私たちは、日々院内感染のリスクにさらされながら医療の最前線で戦っている医療従事者(医師や看護師など)の方々、そして「家にいて」の要請の中でも屋内外で公共の仕事をしている多くの方々に心から敬意を表します。
パンデミックによって引き起こされる社会不安や閉塞感は人々の心を暗闇に誘います。悲嘆と虚しさによって絶望的になるかもしれません。こうした絶望的な状況の中では、オーストリアの精神科医ヴィクトール・フランクルの言葉が我々に人生の指針を与えてくれます。彼は第二次世界大戦中、ナチスによってユダヤ人のアウシュビッツ収容所に送られましたが奇跡的に生還した人です。著書「夜と霧」の中で「どんな困難な状況にあっても生きる意味を持って生きる」ことを提唱しています。収容所という絶望的な状況の中で、希望を失わずに生きた彼だからこそ言える言葉です。新型コロナウイルスという先が見えない感染症の脅威の中で生きる我々も、この言葉をかみしめながら今は耐えて感染症の早期収束を信じましょう。
私たち日本共生社会推進協会は、障がい者、高齢者、貧困状態にある母子家庭、ニート、引きこもりなどの人々が、社会的に排除されない社会、差別のない社会、つまり共生社会を実現することを願いながら活動しています。
新型コロナウイルスとは長い戦いになりそうです。このウイルスと戦っている多くの方々に感謝しつつ、コロナ禍にあっても私たち自身が差別や偏見を決して助長せず、引き続き「共生社会」を目指すことを心に強く留めていきたいと思います。
2020年4月22日
一般社団法人日本共生社会推進協会 代表理事 小山 望
新型コロナウイルスの感染により緊急事態宣言が出され、三密を避けることから、4月12日(日)、19日(日)に行われた当協会の理事会は、Facebookメッセンジャーのビデオチャット機能を用いて行いました。
新理事・新監事の承認、前年度活動・予算報告案、今年度活動・予算計画案、新型コロナウイルス感染についての声明文、メールマガジン発行、今後の日程案などが話し合われました。
今後の予定として、社員総会は6月13日(土)前後に郵便・メールなどで行い、また全国大会は10月17日(土)、18日(日)の2日間の日程で行います。
3月21日(土)日本橋浜町にて今年度最後の理事会を開催しました。
今年度の事業報告、収支報告ならびに次年度の事業計画案(研修事業、全国大会等)収支予算案が話し合われ、また理事・幹事、代表幹事の選任が行われました。
〈今後の予定〉
◯理事会 4/12(日)開催予定
◯「共生社会学」4〜5月発行予定
◯社員総会 6/13(土)開催予定
◯全国大会 今秋10月頃開催予定
2月2日(日)日本橋浜町において、理事会を開催しました。
2019年度事業報告、収支報告、社員総会・全国大会の日程、「共生社会学」発行、学会誌発行などが話し合われました。
私たちの協会は、共生社会をめざして活動を続けています。本年も共生社会をめざして様々な活動を続けています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
この度、『インクルーシブ保育の実践〜共生社会をめざして〜』のDVDが完成し、販売となります。制作・販売はアローウィン社(URL http://arowin.net)、代表理事の小山望(埼玉学園大学院教授)、会員の河合高鋭(鶴見短期大学准教授)が
監修し、会員の加藤和成(葛飾こどもの園幼稚園)が撮影協力して作製されました。撮影の舞台となった葛飾こどもの園では、障がいのある子ども、ない子どもも分けずにすべての子どもを受けいれて一緒に保育しています。障がいがあっても参加できるように、様々な遊びが用意され、障がいのない子と遊んでいます。どの子どもが障がいがある子か、わからないくらいに自然に溶け込んで遊んでいます。ここでは健常児(障がいのない子ども)のクラス活動に合わせて障がいのある子が無理に一緒に参加させられることはありません。そもそも障がいがあろうがなかろうが、だれでも参加できる遊びや保育形態になっているからです。活動や遊びはユニバーサルな保育活動、これがインクルーシブ保育です。障がい児の保育ではなく、すべての子どもが参加できる保育、インクルーシブ保育になっていくのか、その問題を解決するヒントがこの実践から読み取れます。私たちの協会では、共生社会の入口は幼児期にあると考え、幼稚園・保育園でのインクルーシブ保育を推進しています。この保育が全国に広まることを祈っています。
形式: DVD
時間:29分
定価:本体18,000円(+消費税)
2019年12月製作
【監修】 小山 望 埼玉学園大学大学院心理学研究科教授
河合高鋭 鶴見大学短期大学部保育科准教授
【協力】学校法人希望学園 葛飾こどもの園幼稚園
一般社団法人 日本共生社会推進協会
【事務局】
〒211-0004
神奈川県川崎市麻生区東百合ヶ丘3−4−1
田園調布大学人間福祉学部共生社会学科
藤原亮一研究室
【お問合せ】
日本共生社会推進協会
E-mai: info@inclusive.or.jp
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